ポンカラノテガミ

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びっくり館の殺人≠児童書(^-^)

びっくり館の殺人

ちょっと前から気になっていた綾辻行人の「びっくり館の殺人」を読みました。面白くて一気に読了しちゃった〜。やっぱり綾辻は最後のどんでん返しが気持ちよいです。ただ、今回の「びっくり館の殺人」は、ミステリーランドという年少者向けのシリーズで出されているので、今までの彼の作品のようには死体がたくさん出てこないし、殺され方もそれほど残酷じゃないし、って感じでおとなしめだったかも(笑)。
あとがきにも年少者向けなのでハードルがきつかったみたいなことが書かれていたけど、でもでも〜、結構きわどい、というか、子どもにこれはまずいでしょ的な内容がありました。!−−ちょっとネタバレ−−!キンシンソウカンとか(と言っても実際は養女なので血はつながってないんだけど)。!−−ネタバレ終了−−!大人はミステリーにはそのくらいあって当然くらいのことでも、小学生だったら「えぇぇ?!」みたいな。
終わり方は、なんとなく夢のある不思議な感じで良かったです。とにかく、児童書レベルの文章、量で読みやすくてマンガのように読んでしまいました。面白かったから、時間をおいてまた読むと思うけど。「暗黒館の殺人」は、さすがに再読するのになかなか強い意志が必要かも。あれもまぁ、館シリーズとしては異色で面白かったけど、やはり、綾辻本来の「本格ミステリー」が読みたいですね〜。大人としては。