ポンカラノテガミ

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夢から覚めたって感じ?

暗黒館の殺人(上)(下)

綾辻行人の「暗黒館の殺人(上)(下)」をようやく読み終わりました。長かった。。。途中、小野不由美の「屍鬼(上)(下)」を連想させるところなどもあり(綾辻とは夫婦だしね)、「この人ってこんな西洋かぶれだったかな」と考えたり、でもそこそこ面白く読めました。
!??? 以下、ネタバレです。読まれる方は、反転して下さい。???!

「江南」に二通りの意味があるというのが、「騙された!」というところです。だから、時計の「T.E.」というイニシャルを、玄児や中也が「えなみ」の「E」と勘違い(ではなかったんだけど)しているのが歯痒かったのですが、そもそもそこから間違っていたし。途中から「この話は現実ではないな」と薄々気づいていましたが、それは作品中に何度も出てくる「違和感」のせいではなく、玄遙が「惑いの檻」の中で今も生きているなんてあり得ないから、という現実的な理由からだったし。
それにしても、中也が中村青司だったとはね?。ということは、彼も不死の体になっていたわけだから、角島で死んだことにはなっているけど、今後、登場するかもしれない(という伏線かな?)。
人形館の殺人」と「殺人鬼」を足して2で割ったような、と言えば適当か。

!??? ネタバレここまで ???!
ま、長かったです。本当に。アーヤ、お疲れさま。