ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

記憶消失

のりやの中華そば

ふと思いついて、品川区大井町の「のりや」に行きました。和歌山ラーメンのお店です。ここは、7年前の冬に一度来たことがあります。その時は、店の外に大変な行列ができていて、寒い中ずいぶん並びました。で、並んだ割には、ちょっと拍子抜けの味で、それ以来足が遠のいていたのでした。
今日は、大井町に来たついでに「今でも行列が出来ているかどうか見に行ってみようかな」と、出来心で行ってみたら誰も並んでいなかったので、ついでに食べて行くことにしました。
店内に入ると、男性客1人だけ。テレビの音だけが、店内に響き渡っていて、以前に来た時とは全く異なる様相を呈していました。食券方式は以前と変わらず。中華そば(630円)を注文しました。
前回食べたのが7年前とあって記憶が定かではありませんが、豚骨の独特のにおいのするスープの味は変わっていないようでした。どんぶりの絵柄もボリュームのない量(私にはちょうど良い)も変化なし?だったと思います。
前に食べた時も感じたのですが、ここのラーメンの特徴は「記憶に残らない味」なのです。今回も、食べながら、どんどん味の記憶がなくなっていくようで、映画「メメント」を思い出させるのでした。食べ終わって店を出ると、もうすっかりラーメンの味が消え、妙な満腹感を抱えて帰宅しました。