ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

アムステルダム市内観光

遊覧船からの眺め

昨日は、美術館だけで1日が終わってしまったので、今日はガイドブックに載っているような観光をしようと、朝から張り切って支度しました。朝食を済ませ、ころっころに厚着をして、いざ出発!
まずは、アムステルダムの運河を巡る遊覧船「カナル・クルーズ」です。いくつかのコースがあるのですが、名所を回るという"100 HIGHLIGHTS CRUICE"というコースを選びました。船着場に行くと、スタッフが船の窓にホースで水をかけて洗っているところでした。出発時間前に船の中に入れたので、操舵席でキャプテンと写真を撮ったり、船の中からアムステルダム中央駅の写真を撮ったりしました。わくわく。
さて、そうこうするうちにいよいよ出発です。まずは鉄道の下をくぐって駅の反対側の海(というか、海を堤防で仕切った巨大な湖)に出ます。ここをぐるーっと駅に沿って右に進んでいくと海洋博物館があります。大きなクジラのような形をしているのが特徴です。博物館の前にある帆船も立派でした。昔、東インド会社は、この船を使って遠くアジアとの貿易をしていたんだなぁ、と感慨深く見てしまいました。

船からの眺めは、曇り空ということもあっていかにもオランダらしく、情緒があります。色とりどりの建物が、本当に所狭しと密接して建てられていて、国土の少ないオランダを象徴しているようでした。
海洋博物館の後は、また運河に戻ります。運河は当然ですが、それほど広くないのに、両脇に駐船(?)があったり、向こうから来た船とすれ違ったりで、操縦はなかなか難しそうです。もちろん、私たちのキャプテンはベテランですので、すいすいと進んでいきました。快適な遊覧です。
運河の両脇にせり出すように建っている建物や、運河にかけられている跳ね橋などが、オランダの情緒を湧き立たせてくれます。特に有名な「マヘレの跳ね橋」は水上から見ると、絵のように美しかったです。その後は、7つのアーチ型の橋が見通すことのできるポイント「セブン・ブリッジ」の場所を通りました。このアーチ型の橋は、長崎のめがね橋の片目と同じような感じです。そう言えば、長崎はオランダと深いゆかりがあったのだなぁ、などと思いながら景色を眺めました。
あとはひたすら、水上からの景色を見ながら船着場に戻っていきます。その道中見られる建物も歴史がありそうで、一つ一つ屋根の部分の飾りが違っていて、非常にたくさんの写真を撮ってしまいました。
船から下りた後は、アンネ・フランクの家に行きました。フランク一家がナチスから逃れるために隠れていた家です。アムステルダム中央駅から、13、14、17、20番のいずれかのトラムに乗り、ウェステルマルクトで降ります。降りてすぐのところに、アンネの像があります。意外に小さいので驚きました。ここは、行列ができていると事前に調べがついていたので、心の準備はできていましたが、列の長さの割にはたいして待つこともなく、入ることができました。待っている間に西教会の写真も撮れたし。ここもミュージアムイヤーリーカルトが使えたと思います。
中は、民家なので狭く、一度にたくさんの人が入れないので、外にあのように行列ができてしまうのだと思いました。ただ、狭いだけに見るのにもそんなに時間がかからないので、次々入っては出て行くようになっています。なので、これから見に行く人は、行列を見てあきらめないようにしてください。やはり、狭いながらも見所はあります。仮に住むには(私から見たら)立派過ぎるキッチンやベッドルームがあり、これだけのスペースを東京で賃貸したら、結構お金がかかるでしょう。
一通り中を見た後は、少し疲れたので、館内のカフェでコーヒーミルクを飲んで休みました。

次に向かったのは、レンブラントの家です。ここに来るときに降りたウェステルマルクトの停留所からトラムの14番に乗ってワーテルロー広場まで行き、そこから5分ほど歩いたところにあります。ここもミュージアムイヤーリーカルトを使って入りました。年パス大活躍です。昨日の美術館もそうでしたが、ここもあまり人が多くなく、ゆっくりと展示物を見ることができました。レンブラントの作品は、たぶん誰が見ても人目で「上手だな」と思わせる画法だと思います。そして、人物の表情の豊かさが緻密に描かれていることにも感動しました。
レンブラントの家を出ると、もう夕方で冷え込んできました。やっぱりオランダは寒い!
そこで、もう食事をしてホテルに戻ることにしました。食事は、ホテル近くのダムラック通りから1本中に入った道の商店街からさらにわき道に入ったところにあるグリル料理の店でしました。若くて元気なエジプト人のウェイトレスさんが、お給仕をしてくれました。オランダ語と英語とフランス語とエジプト語が話せると言っていました。すごいです。
私はチキン、相方はサーモンのグリルを食べました。どちらも美味しかったです。ヨーロッパは食べ物が美味しくて良いな。
食後、外に出るともう真っ暗で、一人だったらちょっと怖い感じでした。すぐに明るい通りに出て、ホテルに戻りました。シャワーを浴びて(安いホテルなのでバスタブなし)、テレビをつけると、ギラギラした生地の着物を着たおかっぱの女性が3人で歌を歌っていました。そのまま見ていると、後ろ向きになり、背中にしょった籠を見えるようにしました。そして、いきなり反り返り、籠から赤ん坊を振り落としたのです。オランダ語がわからないので、どういうストーリーかさっぱりわかりませんでしたが、どう見ても日本人を意味しているので、やっぱり西洋人には誤解されているんだなぁと思いました。

今日は、あちこち出かけて、外でキモ活(人形撮影)ができなかったので、寝る前にちょこっと部屋で写真を撮りました。
明日は、いよいよIC(州をまたがる電車)に乗って、デン・ハーグに行きます!