ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

春休みと子ども

ここのところ街で子供をよく見かけるな?と思ったら、春休みだったんですね。今日は日中、少し時間ができたのでちょっとデパートに寄ってみたら、まぁ、お母様に連れられたお子様の多いこと。そう言えば自分も子どものとき、よく母親に連れられてデパート(立川の高島屋)に行っていたな、と思い出しました。家族全員でデパートに行くと買い物の待ち時間ばかり長くて退屈でしたが、母親と2人で出かけると買い物はすぐに終わるし、終わった後に食堂で心太を食べさせてくれて楽しかった記憶があります。たぶんこのとき楽しかったことが、今でも心太が好きな原因になっているのだと思います。こうして書いていても心太が食べたくなってきます。
今の子どもたちはどんなおやつを食べているのでしょうか。心太は食べてないでしょうね。甘くはないし。
春休みのデパートは、子供服がたくさん、入園・入学式用のお高い衣装が並んでいました。洗練されたデザインのブランドものもありました。子供服や子供用の靴って、ちょこんとして本当に可愛いです。あくまでも服や靴が。
私は子ども時代、色が黒くてやせていて、お世辞でも可愛いと言ってもらえない子どもでした。新しい服や靴を買って着てみても、祖母と母だけが「可愛い」と言ってくれるだけでしたので、子供心にも可愛くないんだな、と気づいていました(最も多かった他人からのお世辞は「お利口そうなお子さんですね」でした。ふんっ)。誰もが可愛い子どもではないんですよね。もちろん容姿が全てではないけど、人生って不公平だな、と今日も感じたのでした。
今日は、気が乗ったので「私的システム監査技術者受験のツボ〜午後2問題編〜」を書きます。以下、本文です。
★午後2問題は「アレンジとなりきり」
午後2は、普段書き付けない「論文(小論文)」というものを書かなければいけないということで、苦手に思っている方も多いのではないかと思います。反対に、普段いわゆるビジネス文書ではない「文章」を書くことの多い方(研究職・教職などに就いている方)にとっては、得点のチャンスであるとも言えます。もちろん、普段「文章」をあまり書かない方でも、訓練で「論文の書き方」自体は身に付きますので、身に付きさえすれば同様に得点のチャンスになります。
午後2問題の冊子は、午後1問題の現代国語長文問題集(笑)冊子と比べると、ずいぶん薄くて拍子抜けするほどです。開こうとして手にしたとき、あまりの軽さにヒラッと手から離れそうになりました。
午後2は、大問(テーマ)3つの中から1問を選んで解答します。私が受験した平成15年度試験では、次の3問が出題されました。
問1 ソフトウェアパッケージの導入に伴うシステム監査について
問2 事業継続計画(ビジネスコンティニュイティプラン)の監査について
問3 情報セキュリティマネジメントシステムにおけるシステム監査について
これらのうちから、自分が書きやすいテーマを選びます。
ここで言う「自分が書きやすいテーマ」とは、得意な業務分野ということと同じではありません。自分が「スピーディに論述できる」と考えられるテーマということです。とにかく早くたくさんの文字を書くことを最優先に問題を選ぶ必要があります。それは、午後2も午後1同様に時間がないからです。2時間で、800字(設問ア)+1600〜3200字(設問イ、ウ)、つまり、2400〜4000字を書かなくてはいけないのです。したがって、問題の選択に時間をかけている余裕はありません。事前に論文を準備している人も多いと思います。準備している人は、準備論文に最も近いテーマの問題はどれか=準備論文をアレンジしやすい問題はどれかという観点で選ぶのが良いのではないかと思います。
それぞれの大問には、ページの一番上にテーマのタイトルと、1ページの4分の3を占める問題文、一番下に設問ア、イ、ウが書かれています。私の場合、上級システムアドミニストレータ(初めての情報処理技術者試験でした)のときもシステム監査技術者のときも問題文は一切読みませんでした。というのもやはり、時間がもったいなかったからです。これだけのボリュームの文章を読むには、それなりに時間がかかります。内容を理解しようとして丁寧に読めば、最低でも5分はかかるのではないでしょうか。
問題文に書かれている内容は、タイトルを読んだだけではその意味を理解できない人に対して「この問題は、これこれこういうことについて答えるのですよ」と解説しているものです。ですから、問1〜3のタイトルを見て「ああ、あのことについて書けば良いのね」とわかる人は、ざっと斜め読みする程度でも大丈夫かもしれません(もちろん保証はできませんが)。
とにかく、試験の場で書く内容をあれこれ考えている時間はないので、各問題のタイトルを見て、あまり考えずにどんどん書けるテーマを選びましょう。
問1〜3から解答する問題を選んだら、次は、各問に用意されている設問ア、イ、ウの3つの小問に答えます。設問ア、イ、ウは、問1〜3のどれもだいたい似たような内容でした(平成15年度試験の場合)。
以下は、設問ア、イ、ウの要旨です。なお、これらは私の認識を簡単にまとめたものですので、実際の設問については過去問題集や関連サイトにアップされている過去問題を参照してください。
設問ア あなたが携わった(or関係した)○○の概要(or現状)と、変更(or影響or必要性)について800字以内で述べよ。
設問イ 設問アに関連して、○○のリスクと必要な事項について述べよ。
設問ウ (設問ア及び設問イに関連して、)○○の(実効性について)監査を実施する場合のポイントと留意点を具体的に述べよ。
なお、設問イとウは、併せて1600字以上3200字以内で記述します。
つまり論述の流れとしては、概ね次のようになると考えられます。
まず、設問アで自分が関わった情報システム関連業務の概要や現状を前提として提示します。
次に、設問イで、設問アの状況において、何に気を付けなくてはならないか(どのようなリスクが考えられるか)、それに対してどのような施策が必要となるか(必要である理由も含めて)について説明します。
最後に、設問ウで、設問イで述べた施策に対する監査を行うことを想定して、監査を実施する場合のポイントや留意点(どのような監査項目を設けて、どのように監査するか)を述べます。
では、実際にどのような内容で記述すれば良いか考えてみましょう。
最も重要なのは、題意に沿って書くということです。これは簡単なようですが、注意が必要です。自分の得意な業務分野であったり、準備論文で対応できそうなテーマであった場合、すらすら調子よく書いているうちに設問で求められていること以外のどうでも良いことまで書いてしまったり、得意な分野であるあまり冗長な表現をしてしまったり、といった失敗をしてしまう可能性があるからです。
設問アは、状況の説明ですから、800字という限られた文字数の中で、できるだけ簡潔に自分の関わった業務の背景を記述します。ここはあまり問題ないでしょう。
設問イは、3つの設問の中で、ボリューム的には最も大きくなるのではないでしょうか。設問アの状況に対する自分なりの考えを、設問に要求されている内容ごとに詳細の記述します。設問には「具体的に述べよ。」と書かれています。これは、受験者が実行可能なレベルまで落とし込んだ考えができているかどうかをチェックするためではないかと思います。私は受験の際、実行するかどうかは別として、実務として捉えることができていることをアピールする記述が有効かな、と考えながら書きました。
設問ウは、いよいよ監査の実務に関する記述です。設問イで書いた施策の実効性について監査するための監査項目や留意点、監査手続きをまとめます。ここでのポイントは、システム監査技術者の役割をしっかりと理解していることを、文章で表現することになると思います。そのためには、実際の仕事では監査などしたことがなくても、また、いつもは監査を受ける立場の人であっても、客観的な眼で業務を見ている(=監査している)ことができていなければなりません。
また、この試験はシステム監査技術者試験ですから、監査の視点だけでなく、「監査計画→監査項目の作成→監査の実施→監査結果のフィードバック」といった監査の実際の流れを理解しているかどうかも、ここでチェックされるものと思われます。もちろん、監査業務の流れについては、みなさんしっかりと勉強されていると思いますので、ここではその成果を十分に発揮してください。
以上が、私なりに考えた午後2に受験に際してのポイントです。
はっきり言いまして、午後2は精神力も体力も相当消耗します。午後1で少ない時間の中で、必死に解答を書きまくって疲弊しているところに、2400〜4000字を手書きしなくてはいけないのです。もうくたくたです。
私の場合、設問アくらいまではなんとか握力ももったのですが、長い設問イを書いているうちにどんどん握力がなくなってきて、しかも、頭も回らなくなってきました。ときどき「はっ、今、何について書いているんだったっけ?」と自問自答しながら書きました。設問ウは、ほとんど気力だけで書いたように記憶しています。
記述の内容に関しては、自分がISMS審査員だったので、問3の情報セキュリティマネジメントシステムを選び、ほとんど知ったことを書くだけだったのですが、それでも本当に疲れました。
これを無難に乗り切ろうと思ったら、午後1でできるだけ体力を温存することだと思います。そのためにも午後1で無駄な書き直しや読み直しを可能なかぎり少なくするのが肝要ですね。
最後に午後2の文字数について。。。
よく掲示板などで「文字数は、設問イとウで合計2400文字程度が理想」というような書き込みを目にします。確かにそうだと思います。いくら1600字以上と言っても、イとウが平均800字では施策や監査の内容を説明するには少ないでしょう。そこで、イとウを平均1200字程度とすれば、まあ妥当な内容になるのではないでしょうか。私の場合は、設問イで1800字くらい、設問ウで1000字くらい書きました(たぶん)。
しかし、上級システムアドミニストレータのときはイとウと併せて1800字弱くらいでした。イをあまりにも簡潔にまとめすぎて文字数が足りなくなり、なんとか継ぎ足し継ぎ足してようやく1800字ほどにすることができました。それでも合格したので、字数は1600字に達していれば、内容次第で合格するのではないかと思っています(これももちろん保証のかぎりではありませんが)。
とにかく、午後2は体力と気力で書いて書いて書きまくってください。