ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

場所のイメージ

[書評]
相変わらずお腹の調子が悪く、そのせいで体調も今ひとつ。ちょっと熱っぽいし、やっぱり風邪なのかなぁ。。。
そんな状態でも「黒蠅」が下巻に進みました。上巻が読み終わった段階で、いろいろ言いたいこともありますが、読む前に結構批判する内容の書き込みや日記などを読んでいたので、それほどひどい訳ではないと感じました。ただ、アメリカの地理に疎い私には、場面があちこちに飛んでいるのがちょっと辛い。というか、イメージしにくいのでストーリーに乗りにくいです。州名や都市名が、すぐに「ああ、あそこね」とわからないのです(WDWのあるフロリダ州と西海岸側はうっすらとわかるけど)。
砂の器」でも場面があちこちに飛びましたが、亀嵩のある島根県長崎県には行ったことがあり(石川県は行ったことはありませんが)、殺人現場となった蒲田もなじみのある町だったため、場所の雰囲気や場所から場所への移動の様子も想像がつきました。「黒蠅」ではこれができないので、場所が移るたびに「うーん」と考えてしまいます。移動手段にタクシーを使っているのは特別なことなのか、その場所をそのような格好で歩くのは目立つことなのか、人種の地域的な偏り、地域の行政など、アメリカに住んでいる人にとっては常識でも、私にはピンと来ないです?。この辺り、翻訳してあっても海外小説では難しいですね。