ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

勝てるかどうかわかってない人

[格闘技]
今さらながら、先日のK-1ラスベガス大会を見て思ったことなど。。。
今回の大会は、グランプリ開幕戦の出場を決めるものでした。結果は、マイケル・マクドナルドという39歳のカナダ人(ケビン・ランデルマン似)が優勝してグランプリに出ることになりました。
で、それとは関係なく、富平辰文という選手が日本から出て、1回戦でさっさと負けました。試合前のインタビューでは「絶対優勝する」みたいなことを言っていたのに。
試合自体は、スリップ(のように見えた)をダウンととられるという不運もありましたが、それならそれで相手をKOするくらいの負けん気を見せてほしかったです。ダウンによるマイナスを取り返さなければ、絶対に負けということがわかっていたにも拘わらず、ちょこちょこ猫パンチを出したり、相手が倒れない程度のローキックをポツンポツンと出したりするだけだったのは、「バカ?」としか言いようがありません。ま、それ以前に、自分のレベルがグランプリレベルかどうかさえも、よくわかっていなかったのだと思います。
普通、仕事をしている社会人だったら、自分の力量がどの程度のものかってだいたい把握しているものですよね。「ここまでなら楽勝」「ここからは努力(勉強)が必要」「ここから先は(今は)無理」とかいう具合に。そして「これだけは絶対やらなきゃだめ」というのもわかっています。富平も良い歳であるはずなのに、この辺の認識が足りてない?と思われます。周りの人もなんか言ってあげなきゃ。「君にはグランプリは無理だよ」とか。
良い選手ってやはり環境が育てるのだと思います。特に格闘家は、ぬるま湯環境はダメでしょう。たくさんのライバルに踏まれて蹴られて悔しい思いをしながらも執念深く上を目指す人が一流になれるのかな、と思います。踏まれて蹴られている間に、自分がその世界で勝てる人間かどうかもわかってくるのだと思います。