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トラディショナル

足踏みミシン

夜中にぼーっとテレビを見ていると、必ずどこかのチャンネルで通販番組をやっています。たいがいは、画期的な腹筋マシーンとか劇的に良く落ちる洗剤とか、そういったところなのですが、今日は通販番組としては珍しいものを見ました。
ミシンです。
なんの変哲もないソーイングミシンで、20年前にも同じものがあったと思われる商品です。普通縫い、(縁をカットしながらの)かがり縫い、3種類程度のステッチ、アームを使った裾上げ、等々、今さら何を得意気に紹介しているの?という機能ばかりです。でも、ミシンってもうすでにこれ以上の機能はいらないというところまで来ているのではないかなと思います。
実際、昔は直線縫いしかできないミシンで本当にいろいろなものを作っていたのだし。かがり縫いやパターン刺繍ができるミシンを見たときには「すごーい!」とどきどきしたものです。中学生の頃、洋裁にハマって型紙から自分で作ったりしていたのがちょっと懐かしくなりました。
その頃のミシンは、今の電子ミシンと違ってただの「電動ミシン」でしたが、最初に使ったのは足踏みでしたね。もう今では使っている人も少ないでしょうが、足踏みミシンの曲線の多い本体のフォルムは本当に優雅で、子供の私には、ミシンを踏んでいる人まで上品に見えました。