ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

台風と言えば「聖職の碑」

[書評]
せっかく治りかけていたお腹が再び悪化。寒いとすぐに調子を崩してしまう困ったお腹です。今日はなぜか食後のプリンを食べた後に、シクシクし始めました。あぁ、憂鬱ぅ?。
昼間は一時小降りになっていた雨も夜になって本降りになりました。明日は台風2号が再接近するそうで、テレビのニュースではそればかり繰り返されています。雨が降ると靴が濡れるのが嫌です。そして、癖毛が広がるのも嫌です。気圧が下がると頭が痛くなってくるのも嫌です。というわけで、台風はもう大っ嫌いなのですが、日本に住んでいる限り台風と無縁にはなれません。
子供の頃、台風で学校が早く終わった日がありました。集団下校することになり、私も地区班の人たちと帰りました。学校から自宅までは徒歩で15?20分くらいで、都会の学校にしては遠い方だったのではないかと思います。途中から雨・風ともにものすごくなってきて、傘を差していると風に煽られてかえって危険な状態になりました。私は特にチビだったので、傘と一緒に吹き飛ばされそうで恐怖心が湧いたのを覚えています。傘を閉じてずぶぬれになりながら帰りましたが、家についていくらも経たないうちに雨も風も穏やかになってきました。何も無理してあのタイミングで帰ることはなかったのです。どう考えても、暴風雨の中を下校させたのは、学校の過ちだったとしか思えません。
それから何年かして新田次郎の「聖職の碑」を読んだとき、「あのときいつもの通学路ではなくて山道だったらこんなだったんだろうな」と思い返しました。「聖職の碑」の校長先生(だったかな?記憶が曖昧。。。)は、やはり教師として過った報いを受けました(と私は思っています)。現実には教師が何らかの報いを受けることってほとんどなさそうですが。大人になってから、その辺りのことがわかってきて、小説の世界の美しさをさらに実感しています。