ポンカラノテガミ

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どうしたの>ピクサー

実写版(笑)

[映画]
えーっと、昨日からの流れということで、今日こそ「ファインディング・ニモ」の感想を書こうと思います。ちなみに過去のディズニー/ピクサー作品は全て観ています。その上で、本作について一言で表現すると「物足りない。。。」です。
海の中の美しいCGは、本当の海のように見せるように腐心したと、以前メイキング番組で見ました。でも、「バグズ・ライフ」の植物や「トイ・ストーリー」の日常の風景と比べると、自然な雰囲気があまり出ていなかったように感じました。着色しすぎ?のような……。技術的には進んでいるはずですし、何度も調整した結果、あのような海中の景色になったのでしょうが、私的には、もっと海らしい色づかいで海の本当の美しさを表現しても良かったと思います。あまりに色が多すぎて、せっかくのニモ&マーリンのオレンジが映えていなかったのが残念。
ストーリーに関してはさらに残念なことになっていました。一つ一つのイベントがポツポツと個別に発生し、一連の流れが分断されているように感じました。だからだんだん退屈になってきました。「あー、また何か起きて、でも事なきを得て、次に進むのね?」みたいな。物語中に出てくるいろいろな情報も「これは後で何か種明かしされるのかな」と思わせておいて、そのままだったり。そもそもドリーの物忘れはどうして? 歯医者の住所だけ覚えられたのはどうして? 
なにより歯医者の姪っ子が、最後まで命の大切さを知ることなく終わってしまったのも、人間は全て「悪」という描かれ方で後味悪いです。「結局は、人間が一生知ることのない海の中でのできごとを特別に見せてあげました」ということになるのかな。
それでも、せっかく買ったDVDなので、英語の学習用に何度か見ようと思います。
次作「Mr.インクレディブル」に期待しよう。