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「ゴーシュという名前」

「ゴーシュという名前」

書こう書こうと思っているうちに、10日ぶりの日記になってしまいました。
今、読書の秋にふさわしい(?)本を読んでいます。梅津 時比古著の「“ゴーシュ”という名前―“セロ弾きのゴーシュ”論」という評論です。言わずとしれた宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」についての考察なのですが、まだ途中までしか読んでいないので、たぶん論説の一番重要な部分は、これからだと思います。
宮沢賢治の童話が大好きで、子どもの頃から社会人の今になっても、何度も読んでいます。読むたびに、異次元への入り口が開くような感覚があって、賢治は、天才だったんだなー、などと畏れ多くも思っています。
宮沢賢治の研究者は、たくさんいると思いますが、私が知っているのは天沢退二郎(あまざわたいじろう)氏くらいです。彼の賢治の作品研究論を、大学の時に講義で取ったからです。そう言えば、綾辻行人の本を最初に薦めてくれたのは、天沢先生でした。不思議な縁です。中島みゆきが好きな先生、今もお元気かな。。。
などと、遙か昔を懐かしみながら、「ゴーシュという名前」を読んでいます。あぁ、また宮沢賢治の世界にどっぷり浸かりたくなってきたなー。青空文庫を漁らなきゃ。