ポンカラノテガミ

つらつらオタク魂ブログ

自宅〜アムステルダム

C席のウェルカムドリンク

こんな冬も間近になってから、北方のオランダに旅行です。でも、この時期、オランダではシント・ニコラスがやってくるというイベントがあるのです。シントは良い子にプレゼントをくれるという、他の国ではサンタクロースとして知られている人の元祖であります。シントも赤い帽子に赤い服なのですが、帽子も服もキリスト経の聖者の姿なのです。なかなか上品で趣があります。
・・・と、シントの話はともかく、今回の旅行は最初から大変でした。せっかく事前にスカイライナーのチケットを旅行代理店で買っていたにもかかわらず、当日、上野に行ったら、京成線の信号機故障で欠便だとか!で、駅員に言われるままに、京成線の特急に乗ったけど、これも船橋止まりとのこと。
船橋の駅では、重いスーツケースを転がしながらダッシュJR総武線快速に乗り換え。もう総武線の中は、成田空港に向かう人たちでごった返していました。当然、ツアーの人たちなんかは遅刻になるので、焦って電話をかけたり時計を何度も見る人もいて、大変です。私は、数日前からちょっと体調が悪かったのに、走ったり混雑する電車の中で立ってたりしたので、いやな汗がだらだら流れていました。
なんとかJR千葉駅到着。ここで成田線に乗り換えます。相方がスーツケースを頑張って運んでくれて感謝。私一人だったら、成田空港まで行き着けなかったかも、というかきっと無理でした。成田線成田駅まで。ここからは空港駅行きに乗ります。もー、成田空港ってなんて不便なところにあるんだ!
待ち時間が少しあったので、ちょっと一息ついてから電車に乗り、なんとか成田空港着。この時点で、飛行機の出発約1時間前。うそー。一生懸命エスカレータで4階の出発ロビーまで上り、KLMのカウンター(これが一番向こうの端っこ)へ。今回もビジネスクラスだったので、列には並ばず、すぐチェックインできました。チェックインが済んだのが11:25。飛行機の出発は12:10。セキュリティチェックや入国審査の時間を考えたら、もうぎりぎりです。新しく出来た(らしい)ラウンジで一休みしようと思っていたのにー!
そんなこんなで、サテライトまでなんとか移動してやっと搭乗。席に着いたときには疲れきっていました。これでエコノミークラスだったら、これからの約12時間のフライトもろくに睡眠もとれずに過ごさなければならなかったことを考えると、C席にしといて本当に良かったです。ウェルカムドリンクで、落ち着いて、しばらくしたら食事&睡眠です。

起きてから、パーソナルモニタで「レミーのおいしいレストラン」を見ました。一応、退屈しないで最後まで見られたけど、ま、お金出してDVD借りるほどでもなかったので、ちょうど良かったです。やっぱりネズミが料理作る(実際は厨房に入るだけだけど)という設定が、衛生的に抵抗ありました。ネズミじゃなくても良かったのでは? その後、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を見ましたが、半分くらいのところでアムステルダムに到着してしまいました。続きは帰りに見ることにしました。
オランダは、入国審査がとっても簡単。パスポート見せてスタンプを押してもらうだけです。これでもう巨大なスキポール空港の中に出ることができます。まずは、アムステルダム中央駅(アムステルダムCS)まで電車で行くのですが、自動券売機が私のクレジットカードを認識してくれません。しかたがないので、空港の端っこにある電車の切符売り場で買いました。これだと手数料(0.5ユーロだったかな)が取られちゃうんですよね〜。
次にプラットフォーム探し。これがまたたくさんありすぎてどこかわからない。わからなくて電光掲示板じゃない時刻表の表示に書かれているホームから乗ったら、なんとユトレヒト行きでした。すぐ気が付いた次の駅で降りて、駅員を探したのですが、向こうってホームを歩いている駅員っていないのね。で、その辺にいた2人連れの青年に尋ねたら、親切にも乗り場まで連れて行ってくれました。ありがとう!「Thank you!」を繰り返す私。
無事、アムスCSに行く電車に乗っても、途中駅のホームに駅名の表示板が日本みたいにたくさんないので、乗り過ごさないか不安でしかたありませんでした。そこでまた、近くにいたビジネスマンに「アムスCS駅までどのくらいですか」と訊くと、「自分もそこで降りるから」と言ってくれました。とりあえず安心。
アムステルダム中央駅は、おそらくオランダ国内で最大の駅だと思われるのですが、日本の東京駅や新宿駅なんかと比べると、全然人が少ないのです。しかもなんか照明が少なくて薄暗いし(省エネのため?)。
今回泊まるイビス・アムステルダムセンターは、駅に隣接しているということで選びました。アムス以外の都市に行くのに、ターミナル駅近くのホテルが便利だと思ったからです。駅の通路を歩いていた警備員らしきひとにホテルへの出口を聞いて、まっすぐ歩いていくとありました。でも、改装工事中でちょっとわかりにくかったです。
ホテルにチェックインし、部屋に入ったら狭いダブル(がっくり)。フロントに電話してツインの部屋に変えてもらいましたが、こっちも同じくらい狭い部屋。しかもベッドがダブルベッドの真ん中が切れてるというだけのツインです。まぁ、イビスだからしょうがないです。
スーツケースを置いて夕食の調達に行きました。なんとホテル内にレストランがないのです。フロントに電話したら、改装中だからないとのこと。朝食はエレベータホールに用意しますと言われました。アムステルダム初めての私たちは、疲れていたしとにかく近場で食料を買おうと、駅の中のコンビニに行きました。ここで飲み物とサンドイッチなんかを買って部屋に戻り、ほとんど無言で食事。
食後はシャワーを浴びてすぐに寝ました。明日からの観光が楽しみです。